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かぞくの死と、繋いだいのちとの暮らし

(2014.6.7)
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私が産まれた時からおじいちゃんはいませんでした。

おばあちゃんはひとりだけでした。

なので、私にとって、おじいちゃんおばあちゃんという存在はたったひとり。

そのおばあちゃんとは、私が産まれてからすぐに一緒に暮らし始めました。

その時から家族になりました。

そのおばあちゃんが亡くなったのは去年の6月6日。昨日が命日でした。

おばあちゃんとはよく一緒にお風呂に入ってました。女の子は襟足が大事だといって、いつも綺麗に剃ってくれました。

口うるさくて、思春期の頃は喧嘩ばかりでした。

私が友達と電話をしていると、いつまで電話をしているの!と怒って、部屋の電気をパチンと消されるのが嫌でした。

弟ばかりをひいきして、もらえるお菓子の量も違うので、私と姉はよくいじけていました。

けれど、よく一緒に駅までの買い物を手伝って、お菓子を買ってもらいました。

実家は駅まで遠いので、家に居る時よりも、駅までの道のり方がたくさん話をしました。戦時中にリヤカーで運ばれて出産した話なんかもこの時に聞きました。

私が実家を離れていた頃、時々実家に帰ると必ず私の好きな切り干し大根やひじきの煮物を煮てくれました。

いつもケチなおばあちゃんだったけど、成人式の日に、大切なお金と一緒にくれた手紙は今でもとっておいてあります。

おばあちゃんにあんなに口うるさく言われても、結局私はマイペースで、毎日の玄関掃除やトイレ掃除はできてないし、化粧もせずに出かけてしまうけれども、モノを大事にする心と煮物の味は、間違いなく私の中に生きています。

そして、おばあちゃんが亡くなった一週間後、主人のお父さんがなくなりました。

厳しくて、怖くて、パワフルで、家族のことを愛しているお父さんで、主人にとってすごく存在の大きい人でした。

主人は以前にお母さんをなくしているので、2人目の親の死でした。

祖母の死と、
義父の死と、
私の気持ちと、
主人の気持ちと、
いのちが繋いでいった子どもたち。

そんなことを、なんとなくボンヤリと考え続けていた1年でした。

考える中で、グルグルとまわっていた詩がありました。

それは、谷川俊太郎の

「これが私の優しさです」

窓の外の若葉について考えていいですか

そのむこうの青空について考えても?

永遠と虚無について考えていいですか

あなたが死にかけているときに

あなたが死にかけているときに

あなたについて考えないでいいですか

あなたから遠く遠くはなれて

生きている恋人のことを考えても?

それがあなたを考えることにつながる

とそう信じてもいいですか

それほど強くなっていいですか

あなたのおかげで

これは、谷川俊太郎さんが母親が亡くなろうとしている時に作られた詩だと聞いています。

最初、学生の頃にこの詩を読んだ時は、この詩に全く共感できませんでした。

それは優しさなの?
冷たさじゃないの?って。

今は、わかる!とまではいかずとも、心が共鳴しようとして、ギュッと痛くなるようになりました。

言葉たらずで、うまく言えないのだけど、

よっぽどの不幸がない限り、私は子どもたちより先に死ぬでしょう。

その時は、全ての悲しみを、私の存在を、全力で真っ正面から受け止めないで欲しい。

それでも、それは私に繋がっていくから。

そうして、残された後は、少しずつ忘れて、時々思い出してくれればいい。

あなたたちのいまを、一番大切にして暮らして欲しい。

それほど強くなってほしい。

そう思います。

私も、今はまだ1年に何回も思い出すけれど、そのうち、紫陽花を見て思い出すくらいになるでしょう。

いまの私は、これが私の優しさです、と言い切ることはできないけれど、繋いでもらったいのちで、子どもと一緒の暮らしを幸せに生きて生きたいと思います。


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2014.11.22 | | コメント(0) | トラックバック(0) | まんま暮らし

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プロフィール

ちぃ

Author:ちぃ
猪突猛進系。
思い立ったら即行動。
嘘をつくのは苦手です。

2男1女の母となり、あっさり親バカになりました。

アトリエ9建築研究所等で不動産コンサルタント1年、建築デザインの設計監理5年経験。出産育児による退職後はsunpolaboを主宰し、暮らす服や雑貨のデザイン開発から制作までを行っています。また、ひとりひとりのポテンシャルを最大限に活かす生活空間づくりの提案等、「まんま暮らし」な衣食住を提案しています。

宅地建物主任者
福祉住環境コーディネーター2級
整理収納アドバイザー1級

家の前は緑溢れる自転車道で近くには小金井公園があり、いつも四季を感じて生活しています。

色とりどりに美味しそうなものが詰まった御膳のようなブログが書けるよう、精進したいと思います。

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